[ワシントン 9日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は9日、パレスチナ自治区ガザの南部ラファにおけるイスラエル軍の軍事作戦の可能性を巡り、米・イスラエル当局者が対話を続けており、来週に協議が行われる見通しと明らかにした。
イスラエルのネタニヤフ首相は8日、ラファにイスラエル軍が侵攻する日程は決定していると発表したものの、具体的な日程は明かしていない。
ブリンケン長官はキャメロン英外相との会談後、記者団に対し、米政府はイスラエルから日程を知らされていないとした上で、米・イスラエル当局の協議が行われる前に「何らかの行動が取られるとは予想しておらず、差し迫った状況も確認していない」と語った。
さらに「ラファにおける大規模な軍事作戦が、危険に巻き込まれる民間人にとって極めて危険であるというわれわれの確信は変わっていない」と言明した。
ガザ停戦合意を巡り、米国はカタールやエジプトと緊密な協力を続けているとも述べた。