[上海/ベルリン 16日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラの人員削減は米国と中国の販売・技術・エンジニアリング部門を含むと関係者5人が明らかにした。
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は15日の社内メモで全世界の従業員の10%余りを削減する計画を明らかにした。
米国の一部のサービスセンターではすでに販売・技術スタッフを中心に大規模なレイオフが行われ、接客担当スタッフが全員解雇されたところもあるという。
カリフォルニアのあるプログラムマネージャーはリンクトインで、140人超がレイオフされ新たな職を探していると明らかにした。大半が技術者という。
2人の関係筋によると、中国販売部門では一部スタッフが解雇通知を受けた。1人は10%以上が職を失うとの見方を示した。
別の関係者は、テスラ最大の工場がある上海でのレイオフは数十人程度にとどまると述べている。
ドイツ部門は16日、約1万2000人の従業員のうち3000人がすでに解雇されたとの国内報道を否定。人員削減計画への対応は検討中とし、従業員はまだ通知を受けていないとロイターの取材に回答した。