[ベルリン 7日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは7日、首都ベルリン近郊にあるグリュンハイデ工場の操業を10日から4日間停止するとのドイツ経済紙ハンデルスブラットの報道を認めた。同工場の拡張計画に反対する住民による抗議活動が理由。
アンドレ・ティエリグ工場長はソーシャルメディアのX(旧ツイッター)に10日に「1日の計画的生産停止」を実施すると投稿した。週末は工場での生産活動は行われず、9日はドイツの祝日だ。
ハンデルスブラットが確認したテスラが従業員に宛てた6日付の電子メールによると、同工場の全従業員に対し10日は自宅で勤務するよう要請している。
テスラの同工場の拡張計画は2月、住民の反対投票で難航している。環境活動家は、10日に工場の門の前で予定する集会など、拡張計画に反対するいくつかの抗議活動を行うと発表している。