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パンチ工業 Research Memo(5):16/3期は過去最高業績の更新を見込む

発行済 2015-12-11 16:06
更新済 2015-12-11 16:33
パンチ工業 Research Memo(5):16/3期は過去最高業績の更新を見込む
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■業績動向 (3) 2016年3月期見通し パンチ工業 (T:6165)の2016年3月期の連結業績は、売上高が前期比7.6%増の37,000百万円、営業利益が同16.0%増の2,000百万円、経常利益が同17.5%増の1,900百万円、当期純利益が同9.4%増の1,300百万円と過去最高業績の更新を見込んでいる。
第3四半期については、中国市場における自動車生産の落ち込みの影響が出るものと予想される。
中国の自動車生産台数は期初段階で前年比7%増の見通しであったが、1月−9月累計では0.8%減となっており、通年では2%程度の減少を同社は見込んでいる。
こうした影響を受け、中国子会社の受注は現地通貨ベースで、6月以降前年同月比マイナスに転じており、第3四半期の連結業績に反映される中国子会社の収益は一時的に落ち込む可能性がある。
ただ、足元では明るい話も出始めている。
中国で低調だった一部の自動車メーカーの動きが出始めてきたほか、スマートフォン関連部品向けも10月から再び活発化している。
国内でも第3四半期に入って自動車向けが新車の量産本格化によって動き始めてきた。
また、従来からの取組みである新規顧客の開拓や、中国市場での高付加価値製品の拡販、東南アジアや欧州向けの拡販などもさらに強化していくことで、通期業績の達成を目指していく考えだ。
2016年3月期の日本、中国を除くその他地域の売上高は前期の29.7億円から37億円と2割強の成長を見込んでいる。
中国での高付加価値製品としては、戦略製品のラインアップ拡充により、新市場・新分野の開拓に注力しており、売上高としては2014年度の1.2億元強から2015年度は1.4億元弱に拡大する計画となっている。
また同社が重点的に取組んでいる重慶工場については、好調な内陸部需要を着実に取込んでおり、更なる稼働の向上を目的とした工場の拡張も視野に入れている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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