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【株式市場特集】大谷翔平とJリーグが牽引するスポーツの秋、関連株に注目

発行済 2024-09-09 08:45
更新済 2024-09-09 09:05
© Reuters.  【株式市場特集】大谷翔平とJリーグが牽引するスポーツの秋、関連株に注目
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[日本インタビュ新聞社] - ■オーナーチェンジと成長するJリーグ、投資機会広がる

 秋の到来とともに、スポーツ界では「天高く馬肥ゆる秋」に象徴されるような活気が広がっている。パリ五輪とパラリンピックが閉幕し、プロ野球のペナントレースやJリーグのリーグ戦が最終盤を迎える中、特に注目されるのはJリーグである。世界のスポーツ産業は73兆円規模に拡大しており、Jリーグもその一翼を担っている。2023年度のJリーグの売上は前期比11%増の1517億円で過去最高を記録した。外資の参入や株式上場解禁に伴い、クラブ経営に新たな展開が見られる。残り9試合のJ1リーグでは、サンフレッチェ広島とFC町田セルビアが優勝争いを繰り広げており、両クラブともオーナーチェンジを経ている点が興味深い。こうした大株主企業の露出増加が新たな株価材料となる可能性がある。また、日米で活躍する大谷翔平が達成目前の「50-50」により、彼に関連する株も投資家の注目を集めており、秋のスポーツ関連株は今後さらなる注目を集めるだろう。

■オーナーチェンジの広島、町田がトップを争い神戸、鹿島もチャンス窺う

 J1は現在、サンフレッチェ広島と町田ゼルビアが、勝ち点55で並び、得失点差のわずか4点の違いで広島が首位に浮上し、町田が、5月末以来3カ月ぶりに第2位に後退している。広島は、家電量販店のエディオン<2730>(東証プライム)が、2023年6月にホームスタジアムの広島サッカースタジアムの命名権を取得したあと、7月には広島の第3者割当増資を引き受け、約76%の議決権を保有する大株主となるオーナーチェンジをしている。一方、町田は、2018年10月にサイバーエージェント<4751>(東証プライム)のグループ会社となり、青森山田高校を高校サッカーの強豪校に育てた名将・黒田剛氏を監督に迎え、昨シーズンはJ2で優勝してJ1に昇格し、今シーズンは、ロングスローを多用するなど高校サッカー流をJ1に持ち込んで旋風を巻き起こし、今年5月末以来、トップの座を占め続けてきた。両クラブとも、前日8日開催のルヴァン杯準々決勝で敗退しただけに、リーグ戦には力が入るというものである。

 また昨シーズンに初優勝し現在、首位と勝ち点差3の第3位まで順位を上げてきた神戸のオーナーは、楽天グループ<4755>(東証プライム)、同4位の鹿島アントラーズの株主は、新日鉄住金からオーナーチェンジしたメルカリ<4385>(東証プライム)で、FC東京のオーナーは、第3者割当増資を引き受けたMIXI<2121>(東証プライム)である。さらに毎シーズン、降格争いから辛くも残留を決めてきた湘南ベルマーレは、RIZAPグループ<2928>(札証アンビシャス)と三栄建築設計の合弁会社が、経営権を取得し、その三栄建築設計は、オープンハウスグループ<3288>(東証プライム)に株式公開買い付けされて上場廃止となっている。さらに現在J3のトップにいる大宮アルディージャは、今年8月6日にエナジードリンクの世界的なメーカーのレッドブル(オーストリア)が、東日本電信電話から保有株式を譲渡され取得したことを正式発表した。

■「大谷祭り相場」の本命はCMキャラクターの起用会社、対抗はペット関連株

 別格の大谷翔平関連株は、同選手をCMキャラクターがアドバイザーに起用している上場会社が本命となる。大谷翔平選手は、年俸総額(10年間)が7億ドル(約1015億円)とプロスポーツ市場で最高額の契約でロサンゼルス・ドジャーズに移籍したが、このほか多くの企業がCMキャラクター契約をしており、その契約金額は年間100億円を上回ると観測されている。このうち該当の上場会社は、コード番号順にあげるとディップ<2379>(東証プライム)、伊藤園<2593>(東証プライム)、コーセー<4922>(東証プライム)、セイコーグループ<8050>(東証プライム)、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東証プライム)、JAL<9020>(東証プライム)となる。大谷選手の「50-50」達成時には、「大谷祭り相場」の盛り上がりも想定される。

 また対抗としては、始球式に登場した大谷選手の愛犬「デコピン」の愛くるしさから女性ファンの好感度も、一段と高まっており、ペット関連株への波及も期待される。定番銘柄のペットフード・用品卸大手のエコートレーディング<7427>(東証スタンダード)のほか、動物病院のWOLVES HAND<194A>(東証グロース)、日本動物高度医療センター<6039>(東証グロース)、ペット用ヘルスケア用品のペットゴー<7140>(東証グロース)、ペット保険のアニコム ホールディングス<8715>(東証プライム)、ペット専門店を積極展開のアークランズ<9842>(東証プライム)、子会社でペットウエアを展開のトランザクション<7818>(東証プライム)、猫用トイレ砂のクニミネ工業<5388>(東証スタンダード)、ペット宿泊可能の宿泊施設展開のリソルホールディングス<5261>東証プライム)などが候補株になる。低PER・PBR株が多く、ハイテク株が下値を探る相場展開では受け皿となる可能性もある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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