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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:株式投資に求められる情報とは

発行済 2016-02-01 17:03
更新済 2016-02-01 17:33
【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:株式投資に求められる情報とは
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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
---- ※2016年2月1日7時に執筆 私が株をはじめた1985年頃、株価を知る手段は限られていた。
パソコンもケイタイも無い時代に、最新の株価を知るためには証券会社に電話をかけるか短波ラジオを聴くしかなかった。
今の若いトレ−ダ−には信じ難いだろうが、新聞の株価欄の順番に短波放送のアナウンサ−が株価を読み上げていたのである。
市場が活況を呈するとき、マイク越しから「笛吹き」(売買中断の笛の音)が伝わってくることで経済の鼓動を感じていたことを思い出してはつい最近のことのように感じ入ってしまう。
バブル期に、いわゆる街の投資顧問に世話になったことがある。
たしか会費は年額30万だった。
当時は、たいして高いとは思わなかった。
スペシャル会員は3ヶ月で会費60万とかそれ以上がめずらしくなかった。
週1回、郵送で送られてきた投資レポ−トは証券専門紙の切り張り程度の代物にお化粧しただけものだったが、熱狂のさなかの株好きの欲求を満たすには心地よい刺激だった。
「価値ある情報とはお金で買うもの」が常識だった。
そして高額なものほど本物らしい妖しい香りがした。
今では全ての人が常に携帯情報端末でインタ−ネットへ接続している時代である。
もはや情報を得るタイミングに大きな差は無い投資環境となった。
重要なことはその先で、「情報を得た「人」がどのように行動するか」を読むチカラの勝負である。
現代の世の中では「金を払わないと手に入れられない情報」が少なくなった。
それは一見幸福に見えるが、不幸なことでもあると思う。
近所の個人経営の本屋がつい最近閉店したのも、情報の橋渡し役という役目を奪われたからなのだろう。
今回、恵まれた縁をいただいて、個人投資家としてこれまで株式市場を経て経験してきたことを発信する機会にめぐり会えた。
情報を扱う立ち位置が180度変ることになるが、これまでの私の株式投資歴30年間の果実として、当レポ−トとブログ「兜町放浪記」が情報プラスαの価値に恥じないものとしたい。
いよいよ2月相場入りである。
心機一転、それを後押しするように黒田日銀の不意打ち・奇襲策が市場でどう消化吸収されるのかが週明け第1週の見どころになる。
「ゼロ金利政策」から「マイナス金利政策」に踏み込んだ本気度を市場が正しく理解できるかどうかにもかかっている。
マイナス金利導入によって、株式市場で「主力株回帰の動き」となるか、「テ−マ株物色の継続」となるのか。
日銀総裁の発言を見る限り、春相場は「主力株回帰の動き」が強まると想定している。
「マイナス金利政策」の導入で、金融セクタ−ではメガバンク売りの証券株買いが話題となっている。
野村ホールディングス (T:8604)は、長らく相場の圏外に放置されてきた証券株の雄として賑わいそうだ。
理経 {{|0:}}は、市場ではドロ−ン関連としてその名が伝わるが、1/29のストップ高はそれだけでは説明がつかないだろう。
「上がるから買う・買うから上がる」でよいではないか。
さくらインタ−ネット {{|0:}}は、追加緩和の実施で、目先、材料株に対する利食い先行の動きが強まるだろう。
この下げは当然の一服で、押し目買いの好機と見たい。
---- 執筆者名:兜町放浪記 ブログ名:兜町放浪記

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