(内容を追加しました) [ニューヨーク 17日 ロイター] -
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 16453.83 +257.42 +1.59 16217.98 16486.12 16217.98 .DJI 前営業日終値 16196.41 ナスダック総合 4534.07 +98.11 +2.21 4471.66 4540.78 4463.51 .IXIC 前営業日終値 4435.96 S&P総合500種 1926.82 +31.24 +1.65 1898.80 1930.68 1898.80 .SPX 前営業日終値 1895.58
米国株式市場は3営業日続伸した。原油高を好感してエネルギー株が買われたほか、 経済指標が予想を上回り成長懸念が後退した。
イランが原油価格安定に向けた主要産油国の増産凍結合意への支持を表明したため 、原油価格が急反発した。 経済指標でも1月の鉱工業生産指数が14カ月ぶりの高い伸びとなった。 アルビオン・ファイナンシャル・グループのジェーソン・ウェア最高投資責任者は「 株式相場は依然として原油相場に追随して動いている。(この日は)原油価格が上昇し、 さらに重要なことに、足元の経済指標が懸念していたよりも良好だった」と指摘。株式市 場は売られ過ぎの状態にあり、買い遅れた一部の投資家が市場に戻ってきているとの見方 を示した。
午後に1月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表されると、株 価は一段高となった。議事要旨では、世界的な金融状況のひっ迫に伴う米経済への悪影響 が懸念される中、FOMCメンバーが年内の利上げ軌道の修正について議論していたこと が明らかになった。 ホライゾン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者 は、米利上げ見通しについて「3月の可能性は消え、6月の実施もないかもしれないとい う雲行きになった」と話した。
S&P総合500種のセクター別指数は主要10業種のうち9業種で上昇。エネルギ ーセクターは2.9%上がった。 S&P総合500種が3営業に続けて上昇したのは今年初めてで、3日間の上昇率と しては昨年8月以来最大。ただ、年初来ではなお5.7%の下落となっている。
パイプライン運営のキンダー・モーガン KMI.N は10%高。米著名投資家ウォーレ ン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ BRKa.N による株式取得が 明らかになり、買いを集めた。 インターネット旅行予約のプライスライン PCLN.O は四半期決算で利益が予想を上回 り、11.2%上昇。 ファッションアクセサリーのフォッシル FOSL.O も予想を上回る決算を手掛かりに 28.6%急伸した。
騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ2562で下げ528(比率は4.85 対1)、ナスダックは上げ2057で下げ768(2.68対1)だった。 トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約91億株で、過去 20営業日平均の95億株を下回った。