[日本インタビュ新聞社] - ◆日経平均は3万8635円62銭(83円56銭高)、TOPIXは2694.07ポイント(10.3ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億1827万株
10月4日(金)後場の東京株式市場は、石破新首相の重点政策銘柄への物色が絞られる様子となり、防衛関連では日本製鋼<5631>(東証プライム)が一段と上げたものの重工株は一進一退。地方創生では地銀株が軒並み高いが七十七銀行<8341>(東証プライム)などを除くと後場は伸び悩んだ。電力株は九州電力<9508>(東証プライム)や北海道電力<9509>(東証プライム)が一段高。前場活況高の石油・資源株は売買交錯。日経平均は133円高で始まり、14時過ぎまで上げ幅150円前後で推移し、大引けは83円高で2日続伸となった。
後場は、海運株が下げ止まったものの戻りは重く、米港湾スト妥結終結とされて下げたまま日本郵船<9101>(東証プライム)など3銘柄が上場投信を除く東証プライムの値下がり率1、2、3位を独占。三陽商会<8011>(東証プライム)は一段と上げ午前11時に発表した発行株数の8%の規模の自社株買いなど好感。クスリのアオキHD<3549>(東証プライム)は前引け間際の高値を抜けなかったが上げ幅を保ち同5%規模の自社株買いを好感。トレードワークス<3997>(東証スタンダード)は13時半頃から急伸し(社)新経済連盟(新経連)に加盟との発表を好感。ジーネクスト<4179>(東証グロース)はAIによる顧客対応新システムの実証開始に期待強まり後場伸びきれなかったが活況高。アクリート<4395>(東証グロース)は一段と上げSNSでの偽情報拡大を受け需要高まる期待。
東証プライム市場の出来高概算は18億1827万株(前引けは9億1246万株)、売買代金は3兆8803億円(同1兆9375億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1150(前引けは1269)銘柄、値下がり銘柄数は448(同330)銘柄。
東証33業種別指数は30業種(前引けも30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、石油石炭、電力ガス、銀行、パルプ紙、小売り、繊維製品、食料品、卸売り、ガラス土石、金属製品、精密機器、保険、その他製品、ゴム製品、医薬品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)