大統領選通過後は経済政策などへの期待感が高まる

発行済 2024-11-06 08:40
更新済 2024-11-06 08:45
USD/JPY
-
JP225
-
*08:40JST 大統領選通過後は経済政策などへの期待感が高まる  6日の日本株市場は、米大統領選の結果をにらみながらの相場展開になりそうだ。

5日の米国市場はNYダウが427ドル高、ナスダックは259ポイント高だった。
大統領選挙通過により不透明性が払拭されるとの期待から買い優勢の展開となった。
また、10月の米ISM非製造業景況指数の予想外の改善によって、ソフトランディング期待を受けた買いも強まった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比310円高の38970円。
円相場は1ドル151円60銭台で推移している。


 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い優勢の展開から始まりそうだ。
日中は大統領選の開票結果を受けて波乱の展開になる可能性はあるだろうが、米国市場では半導体株の強さが目立っていたこともあり、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価を牽引する可能性がありそうだ。
また、大統領選通過後は経済政策などへの期待感が高まる可能性があるため、押し目待ち狙いの買い意欲は強まりやすいと考えられる。


 日経225先物はナイトセッションで一時391000円まで買われる場面もみられた。
終値でも抵抗線として意識されていた25日線を上回ってきており、ショートカバーを誘う流れも意識されてきそうである。
大統領選後は米連邦公開市場委員会(FOMC)
を控えているが、2大イベント通過後をにらんだ先高期待からの買いが入りやすい需給状況になりそうだ。
もっとも、決算発表がピークを迎えるなか、積極的には手掛けづらい面はあるものの、インデックスに絡んだ売買が中心になりやすい。
また、決算が通過している銘柄などへは、改めて評価した買いが入りやすいだろう。


 大統領選の開票が進む毎に弱含む局面もありそうだが、押し目狙いのスタンスでの対応。
なお、東証は現物株にクロージング・オークションと呼ぶ時間帯を15時25分から30分に設けており、この5分間は、株価は動かずに注文のみ受け付ける板寄せ方式を採用している。
昨日の動きをみても、日経平均株価はこの5分間で38556.26円から38474.90円に軟化して終えた。
5分間とはいえ、クロージング・オークションの短期的な影響は今後もでてきそうだ。


 昨夕の決算では川崎船 (TYO:9107)、東和薬品 (TYO:4553)、松田産 (TYO:7456)、FUJIMI (TYO:5384)、ワークマン (TYO:7564)、綜研化学 (TYO:4972)、国際計測 (TYO:7722)、日本電技 (TYO:1723)、和井田 (TYO:6158)、クラウドW (TYO:3900)、デコルテHD (TYO:7372)、ニッタゼラチン (TYO:4977)、ヤマシンF (TYO:6240)などが注目される。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2025 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます