一転して欧州株は4日続伸し、週初めの相場急落の影響を事実上打ち消した。STOXX600種株価指数は、世界最大の経済の健全性に関する懸念を和らげる良好な米雇用統計を受けて、本日0708GMT時点で0.3％上昇した。
この欧州株の堅調な上昇は、約3ヵ月前に見られたパターンであり、汎欧州指数の週間損失はわずか0.02%に抑えられた。基礎資源セクターは1.4％の急騰を記録し、最近の米経済指標の影響を受けたベースメタル価格の反発に同調した。
米労働市場は先週、失業保険申請件数が予想以上に減少したことで回復力を示し、雇用情勢の悪化懸念が和らいだ。こうした懸念は当初、月曜日に発表された米国の非農業部門雇用者数が期待外れだったことから火がつき、世界市場全体で売りが広がった。しかし、その後の経済指標や米中央銀行高官の発言により、こうした懸念は和らいでいる。
個別銘柄では、ドイツの大手不動産会社LEGイモビリエンが、第2四半期の赤字幅縮小を報告した後、株価が5％上昇した。この好業績も不動産セクターの上昇に貢献し、同セクターは1.3％上昇した。
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