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【スマサポ】著名投資家DAIBOUCHOU氏が小田社長に質問展開!Vol.2

発行済 2024-11-28 17:01
更新済 2024-11-28 17:15
© Reuters.
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*17:01JST 【スマサポ】著名投資家DAIBOUCHOU氏が小田社長に質問展開!Vol.2 【スマサポ (TYO:9342)】著名投資家DAIBOUCHOU氏が小田社長に質問展開!Vol.1の続き

●DAIBOUCHOU
なるほど。
ありがとうございます。
そういった商材について、貴社以外から購入する手段があると思いますが、他社ではなく貴社経由で契約してもらう営業努力はどのようにされていますでしょうか。
何か割引とか強みがあるのでしょうか。


■小田
割引キャンペーンなども行っていますが、当社から連絡するタイミングで一番大きいのは契約が締結した時で、これが非常に大事です。
当社が新規の入居者の最初のコンタクト相手となることが一番大きいと思っています。


●DAIBOUCHOU
入居して直後ぐらいに電話する感じですか。


■小田
部屋が決まった直後ですね。


●DAIBOUCHOU
決まった直後ですか。
これから入居するという。


■小田
そうです。
これから入居される部屋でどんなインターネットが使えるか、どういう電気・ガスとかの割引サービスがあるかなどを連絡させていただくため、大型の電気屋で購入・サービス提供されるよりもいち早く連絡できるのは強みであると思っています。


●DAIBOUCHOU
入居する前がいいんですね。
確かに、検討しているところで電気代とかも最近上がっていますから、安くなったほうがいいですからね。


●DAIBOUCHOU
そうです。
これから引っ越しする場所の住所がまず分かる。
ここからマンションが分かるため、エリアの特性なども当社からコンサル的にお話しすることができるのは強みかと思います。


●DAIBOUCHOU
入居アプリの「totono」もありますが、そこで契約してもらうこともできるみたいですね、お電話だけじゃなくて。


■小田
そうですね。
基本的には、電話でアンケートやお礼などしっかりコミュニケーションを取りながら、アプリでサポートするイメージかと思います。
ただ、電話で販売しきれないものもあるため、これに対しては「totono」と連動していく。
まずは電話で伝えて、申し込みはアプリで連携する形になります。


●DAIBOUCHOU
なるほど。
分かりました。
ありがとうございます。
管理会社とあまりやり取りしない人は、アプリの使用頻度が低くて存在感がなくなって使われなくて、管理会社から連絡をしても見てくれない可能性があると思いますが、そういった人に入居者アプリを活用してもらう工夫はありますでしょうか。


■小田
基本的に賃貸に入居中の方が管理会社と毎日連絡することはほとんどありません。
連絡があるとしたら、従来は入居者からです。
例えば、隣が騒がしい、水漏れが起きている、エレベーターの電球が切れている、そういったものが管理会社に入ってきて、それに対して管理会社がリアクションをする。
要は、入居者から連絡がないと、管理会社が何か能動的に入居者に発信する術がありませんでした。


●DAIBOUCHOU
なるほど。


■小田
何か伝える場合、A4の紙をアパート・マンションの掲示板に貼りに行く。
それをまた期間が過ぎればはがしに行く、工数も人手もかかるようなことでしか入居者に伝えることができませんでした。
これが当社の「totono」を使うと、今度は管理会社から入居者にさまざまな情報をダイレクトにリアルタイムに提供できます。
実際に導入している管理会社は、街の情報で、近隣の商店街の情報、ゴミの出し方、不燃ゴミの情報、変動費の連絡など、入居者が生活するうえで必要だが今まで教えてもらえなかった情報を管理会社が積極的に出せます。
つまり、リアクションからアクションに変わるようなことを実施いただいています。


●DAIBOUCHOU
管理会社から入居者に働き掛けができるようになって、今までできなかったサービス展開に加えて手間も減り、管理会社も助かるということですね。


■小田
そうですね。
例えば、この夏に大型の台風が来て大変な被害が出ました。
ただ、当社の「totono」を利用している管理会社は台風情報を出して「危険であれば避難してください。
」といった連絡をしていました。
安否確認などダイレクトにつながる手段が今までなかったため、これから非常に重要になってくると思います。


●DAIBOUCHOU
分かりました。
ありがとうございます。
続いて、電話に比べてアプリは待ちの営業となって、単にアプリに商材を並べても売れないような印象がありますが、商材をよく売るための工夫などはありますでしょうか。


■小田
アプリの本望は、入居者と管理会社のコミュニケーションです。
現時点において特定の商材販売を積極的に行うフェーズではないと認識しています。
例えば今は、いったん入居されてから生活に必要なものが当社にオーダーで届くケースが多いです。
保険の見直しだったり、今マンションに無料でインターネットが備えつけというか設置されている無料インターネットみたいなものがあります。


●DAIBOUCHOU
全戸一括で契約する(無料インターネット?)。


■小田
はい。
ただ、入居して実際に使おうとすると、入居者のインターネットの使い方が多様化しています。
オンラインゲームをするなど。


●DAIBOUCHOU
もっとスピードがほしいとなりますね。


■小田
そうです。
Netflixで映画を見たい場合、夕方・夜間はスピードが遅くなってしまうケースが多くあるため、そこでインターネット契約を見直ししたいというように、アプリ経由でオーダーいただくことが多いです。


●DAIBOUCHOU
そうなんですね。
そういった形で工夫されているということですね。
6つ目の質問になります。
入居者に関するデータがいろいろ集まる事業形態だと思いますが、そのデータ活用で、どのような新しいビジネスが生まれそうでしょうか。
投資家として生成AIなどへの活用なども期待したいのですが。


■小田
まさにそこが私たちの強みで、これから強化していくポイントであると思っています。
これまでの管理会社と入居者のコミュニケーションは、電話・郵送・FAXなどでした。
従って、これらのデータは全く蓄積されていない状態です。


ただ、これから「totono」に変換していくことで、どのエリアの、どのマンションの、どの部屋からどういう問い合わせ、もしくはクレーム、どういったお困りごとがあったかというものが、すべて当社側でデータ集積できます。
例えば、この部屋のついているエアコンは、「何年式のどのメーカーのエアコンか」ということまで当社はデータとして蓄積していくため、これらを合わせて自社でチャットの返信ができます。
また、データがどんどん蓄積していけばAIという形で自動返信をしたり、自己解決したり、不動産会社と入居者の取り巻くコミュニケーションが劇的に進化していくと考えています。


●DAIBOUCHOU
確かにチャットも自動でAIがつくってくれたら、不動産管理会社は手間が相当減ると思いますね。
それを「totono」が代わりにいろいろとDXで解決していくという方向性ですかね。
また、機器のエアコンのマニュアルとかもデータ化されて、それで操作方法とかも対応できるとすごくありがたいですね。
入居者アプリ「totono」ですが、先行投資を行っていると思いますが、具体的にはどのような先行投資をしているのでしょうか。


■小田
大きく分けまして3つあります。
まずは、入居者の手の中にあるアプリのUI、UXを改良して、より快適で利便性がある生活をするためにも必要なものにしたいと思っています。


2つ目は、管理会社が利用する管理画面の開発です。
例えば、「入居者から夜間に水漏れが起こりました」みたいなものがチャットで「totono」に寄せられたときに、夜間に水漏れを対応する外部業者に連携することでシームレスに対応できます。
このあたりを今しっかりと開発しています。
このあたりは部屋の中の水漏れに対応する業者もあれば、共有部のエレベーターに対応する業者もあります。
また、駐車場、工事会社など、色々な外部業者と連携が必要になるため、このあたりの開発も当社が各業者と連携しながらやっています。


3つ目は、いかにAI化でコストを削減していくかです。
データを整備してAI化していくところの開発、この3つに当社は先行投資をしています。


●DAIBOUCHOU
入居者から水漏れとかトイレが壊れたとか、連絡があったときにスムーズに工事会社の人とつながって即座に対応できるような、そういう仕組みをこのアプリでつくりたいという感じですかね。


■小田
今、一部かなっており、ほんとにシームレスに業者が対応する。
今みたいに現場に行ってからどういう状態か確認して材料を取りに帰ることもなくて、動画と写真と品番を送っていただければ、いったん行って確認する作業の手間もなくなります。
こういったことをコスト削減していきながら生活の利便性にフォーカスしていくものを目指しています。


●DAIBOUCHOU
確かに水回りって結構緊急性が高いことも多いし、トイレの品番とかも分かれば修理機材とかも事前に用意してすぐ直すこともできる感じですね。
分かりました。
ありがとうございます。


【スマサポ】著名投資家DAIBOUCHOU氏が小田社長に質問展開!Vol.3に続く

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