NYの視点:米CPI、PPI、ECB理事会、加中銀など

発行済 2024-12-09 08:17
更新済 2024-12-09 08:30
© Reuters.
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*08:17JST NYの視点:米CPI、PPI、ECB理事会、加中銀など 今週は欧州中央銀行(ECB)が定例理事会を予定しているほか、カナダ中銀、豪州準備銀、スイス国立銀が今年最後の金融政策決定会合を予定しており、注目材料となる。
ECBは冴えない景気先行きで、0.25%の追加利下げを実施する見通し。
スイス国立銀も追加利下げが予想されている。
一方、豪州準備銀は少なくとも来年2月まで、利下げは予想されていない。
追加また、米国では消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)など重要インフレ指標が発表される。
11月雇用統計が12月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げを正当化するとの見方が強まりつつある。
ただ、インフレに依然上方リスクがあると指摘するボウマンFRB理事はインフレデータで政策を決定することになるとしており、注目度が高い。
今年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有する米クリーブランド連銀のハマック総裁もFRBが利下げペースを減速させるときにあるか、または、近いとの見解を示した。
ボウマン理事と同様に「米国経済は強く、労働市場はかなり健全」との見解で、「今から、12月FOMCまでのデータが見通しを形成へ」としており、来週発表予定のインフレ指標が鍵を握る。


CPIは概ね安定を示すと、予想されている。
PPIは10月から加速する見通し。
サンフランシスコ連銀のデイリー総裁はインフレが上昇したら利上げの準備もあると指摘した。
FRBの慎重な姿勢を受け、ドルの下値も引き続き限定的か。


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