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フリービット Research Memo(1):モバイル事業、アドテクノロジー事業が好調

発行済 2016-04-11 17:51
更新済 2016-04-11 18:00
フリービット Research Memo(1):モバイル事業、アドテクノロジー事業が好調
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フリービット {{|0:}}は、インターネット・サービスにおけるインフラからコンサルティング、ソリューションなど様々なサービスを法人、個人向けに提供する。
グループで、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)へのインフラ提供のほか、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)としてのMVNO※1への参入支援、Webマーケティングサービス、個人向け・集合住宅向けのインターネット関連サービス、バーチャルデータセンター(VDC)※2を中心とするクラウドインフラの提供などの事業を手掛ける。
また、グループの事業ノウハウを活かしたスマートフォン事業の成長に向け、2015年にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)(以下、CCC)と戦略的な資本・業務提携を行うとともに、両社の合弁会社であるトーンモバイル(株)において独自のスマートフォン「TONE」を提供するなど、事業の拡大に注力中。
※1 NTTドコモ (T:9437)、KDDI (T:9433)、ソフトバンク(株)のような無線通信基盤を有する事業者から回線を借りて独自の通信事業を行う事業者。
※2データセンターの機能を仮想的に構築し、インターネット上から利用できる仕組みまたはサービス。
3月11日に発表された2016年4月期の第3四半期累計(2015年5月−2016年1月)の連結業績は、売上高が前年同期比29.5%増の20,419百万円、営業利益は同51.8%増の1,269百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同57.2%減の341百万円となった。
増収、営業増益の主要因は、「freebit MVNO Pack」※をはじめとしたモバイル事業と(株)フルスピード {{|0:}}のアドテクノロジー事業が好調に推移したことに加えて、ブロードバンド事業で(株)ギガプライズ {{|0:}}の集合住宅向け(マンション)インターネットサービスが拡大したことによる。
なお、当期純利益の減益は前期に繰延税金資産計上等の一時的要因があったためだ。
※同社が提供するあらゆる事業者が低コスト・低リスク・短期間でMVNOを事業化できるパッケージサービス。
2016年4月期の業績予想については、第3四半期の業績がおおむね想定どおりで推移しているとの判断から、期初計画(売上高27,000百万円、営業利益1,500百万円、当期純利益200百万円)を据え置いた。
弊社では、「freebit MVNO Pack」の提供先のMVNOのユーザー獲得が順調であるなどモバイル事業が順調に推移すると予想されること、アドテクロノジー事業は「AdMatrix※」シリーズを中心に好調が続くと見込まれることなどから、既に計画を上回っている親会社株主に帰属する当期純利益に加えて、売上高や営業利益ともに会社計画を上回り、それぞれ過去最高を更新すると見ている。
※フルスピードが提供する広告運用統合プラットフォーム。
サイト利用者が広告を認知してから申し込みや購入に至るまでの導線のすべてを一元管理することで、広告効率の最大化を実現する。
2017年4月期業績は、当第3四半期決算でみられたモバイル事業、アドテクノロジー事業の好調が続くと予想されることに加えて、1)ブロードバンド事業でギガプライズが(株)ミツウロコ(ミツウロコグループホールディングス (T:8131)傘下の事業子会社)とOEM契約を締結した効果によりマンションインターネットサービスの成長が加速する、2)クラウド事業で新たに開発した法人向けクラウド型PBXサービス「モバビジ」が寄与する、3)「TONE」端末を販売する(株)TSUTAYAの店舗が2017年3月までに全国200店舗(足元は直営14店舗)へ拡大する予定で、スマートフォン事業が本格的に寄与する、などから、売上高、営業利益ともに成長が加速すると弊社では予想する。
■Check Point ・モバイルとアドテクノロジー事業の好調で2ケタ増収・営業増益を確保 ・通期業績は期初想定どおりの増収・営業増益を見込む ・2017年4月期は各事業の拡大策が業績の上乗せ要因となる期待 (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

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