■2016年9月期は増収減益予想、インキュベーション事業で保守的な見通し
○インキュベーション事業
インキュベーション事業の売上高は前期比23.1%減の800百万円、営業利益は同32.8%減の500百万円を見込む営業投資有価証券の売却に関しては、その時期や価格など流動的な要素が大きいため、現段階で想定される利益のみを保守的に計画に織り込んでいるこのため、状況によっては上振れする可能性もある
BEENOSではネクストチャイナと呼ばれる新興国でのインターネット関連企業に、ここ2~3年で出資してきたが、当期についてもペースは落ちるものの有望企業があれば出資を行っていくとしている特にインド市場は成長ポテンシャルも大きいだけに、今後も出資の機会が増えそうだまた、出資企業の株式を売却する際の判断材料としては、出資先企業の価値を高めるパートナーが見つかった場合、あるいはIPOする場合などが考えられる
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)