■強含み、米中協議の合意期待が対円レートを下支え先週の豪ドル・円は強含み。
トランプ米大統領が、「米中貿易協議において重要な構造的問題で大きな進展があり、対中関税引き上げを延期する」と表明したことが好感された。
ただ、中国の2月製造業PMIは節目の50を下回っており、中国経済の減速懸念は消えていないことから、リスク選好的な豪ドル買いは週末前に一服した。
取引レンジ:78円84銭-79円78銭。
■弱含みか、豪中銀理事会などの主要イベントを見極める展開今週の豪ドル・円は弱含みか。
豪準備銀行(中央銀行)の理事会では、政策金利(1.50%)の据え置きが予想され、金利見通しは中立的なスタンスが継続されるとみられる。
また、ロウ総裁の講演では、やや慎重な経済見通しが示されそうだ。
10-12月期国内総生産(GDP)、1月貿易収支や小売売上高の数字も注目される。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・5日:10-12月期経常収支(7-9月期:-107億豪ドル)・5日:豪準備銀行が政策金利発表(1.50%に据え置き予想)・6日:ロウ豪準備銀行総裁講演(住宅市場と経済)・6日:10-12月期国内総生産(GDP)(7-9月期:前年比+2.8%)・7日:1月貿易収支(12月:+36.81億豪ドル)・7日:1月小売売上高(12月:前月比-0.4%)予想レンジ:78円00銭-80円00銭