アウトソーシング (TOKYO:2427)は6日、オーストラリアで人材サービス事業を展開する「BLUEFIN RESOURCES PTY LIMITED （BLUEFIN）」の持株会社である「BLUEFINRESOURCES GROUP PTY LIMITED （BLUEFIN GROUP）」の発行済株式の100％を取得し、子会社化することを決定したと発表。 取得価額は18.14億円（アドバイザリー概算費用等を含む）。
BLUEFINは、設立以来、シドニーやメルボルンなどオーストラリアの主要都市において、人材サービスを展開。
ITエンジニアや会計、リスク管理など各業務の専門家を多く抱え、急速に業績を伸ばすとともに、オーストラリア国外への進出を目指してきた。
2014年6月期の業績は売上高40百万AUD（約37億円）、税引前当期純利益2百万AUD（約2億円）。
アウトソーシング (TOKYO:2427)は、生産アウトソーシング事業を主力としているが、重点戦略の一環としてIT事業と海外事業の拡大に取組んでいる。
IT戦略の推進役として子会社の(株)アウトソーシングテクノロジーを主軸に、国内において積極的な採用投資やM&A戦略を推進し、ITセグメントを伸長させてきた。
海外展開においても、アジアオフショア市場の衰退等トレンド変化を踏まえて、他地域への本格進出を目指してきた。
今回の株式取得により、先進国であるオーストラリアのIT市場への進出を果たすことになり、IT事業のグローバル化をさらに推進していく。
ビジネスの親和性が高いシンガポールなどの近隣諸国や英国などとのシナジー発揮も見込んでおり、今後のグローバル化の大きな足掛かりになるものと期待される。