日本BS放送 (T:9414)は無料のBSデジタルハイビジョン放送「BS11(ビーエス・イレブン)」を運営する独立系BS放送局だ。
BS放送は地上波放送と比較して、放送衛星を介して全国の約4,000万世帯の視聴者に全時間帯において、同時に同一放送を提供できるという特長がある。
同社はこの特長を生かして高収益体質を実現している。
無料BS放送局である同社の売上高は広告収入によって成り立っている。
視聴者における認知度と広告収入との間には高い相関性が見られる。
同社は2007年の本格放送開始以来、番組コンテンツの充実によって着実に認知度を向上させ収益拡大を達成してきた。
現状は、認知度約40%、無料BS放送8社の中の広告収入シェア約10%という状況にある。
同社は黎明期から拡大・成長期へと移行しており、2016年8月期は勝負の年と位置付けている。
売上高は10,200百万円と一気に大台乗せを狙っている。
一方営業利益は2,000百万円で前期比横ばいを想定している。
この理由は、番組制作や自社の広告宣伝などの費用を先行投資として通常よりも多く投下し、一気に認知度と売上高の水準を一段上のステージへと引き上げる計画のためだ。
同社は2015年10月の番組改編で期待の新番組を複数ローンチする一方、広告宣伝の一環で新聞への出稿やイベント出展などを継続して行っている。
また、自社の広告価値の上昇を受けて広告単価の引き上げ交渉も粘り強く行って収益拡大に努めている。
こうした努力が奏功すれば、同社の掲げる収益水準の一段引き上げ計画の実現は十分可能であると弊社ではみている。
株主還元も着実に充実している。
同社は配当性向30%を目標に、2014年8月期の配当開始以来、収益拡大に応じて着実に配当を引き上げている。
2016年8月期は前期比2円増配の17円配(予想配当性向22.4%)を計画している。
株主優待制度の充実も図っており、株主への意識が高い経営が継続している。
■Check Point ・一定の認知度・浸透度に達したことを受け、成長拡大ステージへ ・同社は市場成長をアウトパフォームする成長を実現 ・15/8期は売上高と全利益項目で計画を上回る (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
BS放送は地上波放送と比較して、放送衛星を介して全国の約4,000万世帯の視聴者に全時間帯において、同時に同一放送を提供できるという特長がある。
同社はこの特長を生かして高収益体質を実現している。
無料BS放送局である同社の売上高は広告収入によって成り立っている。
視聴者における認知度と広告収入との間には高い相関性が見られる。
同社は2007年の本格放送開始以来、番組コンテンツの充実によって着実に認知度を向上させ収益拡大を達成してきた。
現状は、認知度約40%、無料BS放送8社の中の広告収入シェア約10%という状況にある。
同社は黎明期から拡大・成長期へと移行しており、2016年8月期は勝負の年と位置付けている。
売上高は10,200百万円と一気に大台乗せを狙っている。
一方営業利益は2,000百万円で前期比横ばいを想定している。
この理由は、番組制作や自社の広告宣伝などの費用を先行投資として通常よりも多く投下し、一気に認知度と売上高の水準を一段上のステージへと引き上げる計画のためだ。
同社は2015年10月の番組改編で期待の新番組を複数ローンチする一方、広告宣伝の一環で新聞への出稿やイベント出展などを継続して行っている。
また、自社の広告価値の上昇を受けて広告単価の引き上げ交渉も粘り強く行って収益拡大に努めている。
こうした努力が奏功すれば、同社の掲げる収益水準の一段引き上げ計画の実現は十分可能であると弊社ではみている。
株主還元も着実に充実している。
同社は配当性向30%を目標に、2014年8月期の配当開始以来、収益拡大に応じて着実に配当を引き上げている。
2016年8月期は前期比2円増配の17円配(予想配当性向22.4%)を計画している。
株主優待制度の充実も図っており、株主への意識が高い経営が継続している。
■Check Point ・一定の認知度・浸透度に達したことを受け、成長拡大ステージへ ・同社は市場成長をアウトパフォームする成長を実現 ・15/8期は売上高と全利益項目で計画を上回る (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)