[ロンドン 15日 ロイター] - 投資銀行のJPモルガンは15日に公表したリポートで、新興国の株式について、押し目で買いを入れるよう推奨した。日本を巡っては、過去の事例が参考になるとすれば、首相交代が円と日経平均を押し上げる可能性があるとの見方を示した。
同行のアナリストは国際分散投資に関するリポートの中で、感染力が強い新型コロナウイルスの変異株デルタ株の流行が落ち着きつつある兆候が見られ、「プロ・リスク」の姿勢を維持するとした。
「われわれは今月、このところアンダーパフォームしている新興市場と日本のオーバーウエート(買い推奨)を増やした。日本は政局がプラスになる可能性がある」とした。
また、景気回復は続き、世界の国内総生産(GDP)は来年にはコロナ禍前の水準に戻ると指摘。「株式市場全体の方向について引き続き強気に見ている」とした。