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C&GSYS Research Memo(3):2016年12月期は減益だがほぼ想定内の着地

発行済 2017-03-24 15:53
更新済 2017-03-24 16:00
C&GSYS Research Memo(3):2016年12月期は減益だがほぼ想定内の着地
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■業績動向

1. 2016年12月期の業績概要
C&Gシステムズ (T:6633)の2016年12月期の決算は、売上高が4,445百万円(前期比3.1%増)、営業利益が408百万円(同10.6%減)、経常利益が438百万円(同10.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が242百万円(同21.8%減)となった。
前期比では減益であったが、全体としてはほぼ想定内の結果であったと言える。


セグメント別売上高は、CAD/CAMシステム等事業が3,520百万円(前期比1.2%減)であったが、同事業の仕向地別売上高は国内が3,000百万円(同1.9%減)、北米64百万円(同7.7%増)、アジアが435百万円(同1.5%減)となった。
国内向けは製造業向けの政府補助金の効果により好調に推移した2015年度との比較では若干の減収となったものの、おおむね予想どおりに推移した。
製造業における一時期の設備投資熱はやや高原状態になりつつあるようだが、全体的には国内需要は堅調に推移した。
海外市場の動向では、北米は自動車産業を中心に製造業が好調、また中国、アセアン地域においても製造業が堅調な動きを見せたものの、台湾、韓国で低調に推移した。
特に政治経済ともに混乱している韓国では想定よりも厳しい状況となった。


セグメント別の営業利益は、主力のCAD/CAMシステム等事業が290百万円(同24.9%減)、営業利益率は8.2%(前期10.9%)へ低下した。
金型製造事業は売上高が増加したことから営業利益は117百万円(前期比68.7%増)、営業利益率は12.8%(前期9.3%)と堅調に推移した。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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