今日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの値動きを予想したい。
アジア市場では日本株高を背景に上値を切り上げており、この後の欧米市場でも株高が期待されることから、ドル買い・円売りが続く可能性がある。
ただ、ユーロが目先売り余地を見極める状況にあり、ユーロ・円の上値が基本的に重いことから、ドル・円の115円回復は微妙という面もありそうだ。
ドル・円は、来週13-14日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で昨年12月以来の利上げがほぼ確実視され、引き続きドル買いが入りやすい。
トランプ米次期政権による財政支出拡大が見込まれ、来年の利上げペースは2回以上との観測もドル買いを支援している。
9日のアジア市場では日経平均株価が約1年ぶりとなる節目の19000円回復に期待が高まり、一時114円半ばまで上昇した。
ある外為ディーラーは「原油高、欧米株高、米金利上昇によりドル・円は115円回復が見込める」と指摘する。
一方、前日の欧州中央銀行(ECB)理事会では、資産購入プログラムを減額することと、購入期間を延長することが決定された。
それを受けてユーロは買いが先行し、対ドルでは1.0874ドル、対円では123円35銭まで急伸。
しかし、その後は、市場の予想以上の規模の緩和策との見方からユーロ売りに転じ、今日のアジア市場にかけて1.0589ドル、120円98銭までそれぞれ大きく値を切り下げた。
ドル・円にとっては目先、ユーロ・円の重さが上げ渋りにつながる可能性がある。
【今日の欧米市場の予定】
・18:30 英・10月貿易収支(予想:-118.00億ポンド、9月:-126.98億ポンド)
・24:00 米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:94.5、11月:93.8)
・24:00 米・10月卸売在庫改定値(前月比予想:-0.4%、速報値:-0.4%)
アジア市場では日本株高を背景に上値を切り上げており、この後の欧米市場でも株高が期待されることから、ドル買い・円売りが続く可能性がある。
ただ、ユーロが目先売り余地を見極める状況にあり、ユーロ・円の上値が基本的に重いことから、ドル・円の115円回復は微妙という面もありそうだ。
ドル・円は、来週13-14日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で昨年12月以来の利上げがほぼ確実視され、引き続きドル買いが入りやすい。
トランプ米次期政権による財政支出拡大が見込まれ、来年の利上げペースは2回以上との観測もドル買いを支援している。
9日のアジア市場では日経平均株価が約1年ぶりとなる節目の19000円回復に期待が高まり、一時114円半ばまで上昇した。
ある外為ディーラーは「原油高、欧米株高、米金利上昇によりドル・円は115円回復が見込める」と指摘する。
一方、前日の欧州中央銀行(ECB)理事会では、資産購入プログラムを減額することと、購入期間を延長することが決定された。
それを受けてユーロは買いが先行し、対ドルでは1.0874ドル、対円では123円35銭まで急伸。
しかし、その後は、市場の予想以上の規模の緩和策との見方からユーロ売りに転じ、今日のアジア市場にかけて1.0589ドル、120円98銭までそれぞれ大きく値を切り下げた。
ドル・円にとっては目先、ユーロ・円の重さが上げ渋りにつながる可能性がある。
【今日の欧米市場の予定】
・18:30 英・10月貿易収支(予想:-118.00億ポンド、9月:-126.98億ポンド)
・24:00 米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:94.5、11月:93.8)
・24:00 米・10月卸売在庫改定値(前月比予想:-0.4%、速報値:-0.4%)