[香港 17日 ロイター] - 米金融大手シティグループ (N:C)は、アジア太平洋部門の新最高経営責任者(CEO)にピーター・バベジ氏を起用した。ロイターが17日に社内文書を入手した。
バベジ氏は2010年にシティに入社。現在、同行の金融機関グループの共同責任者を務めている。ドイツ銀行 (DE:DBKGn)や投資銀行のラザード (N:LAZ)にも勤務した経験がある。
シティの香港の広報担当は社内文書の内容を確認した。
バベジ氏は現在ニューヨークを拠点にしているが、今後、香港に移る。前任のフランシスコ・アリステギエタ氏は今年シティを退社し、ステート・ストリート (N:STT)の国際事業担当CEOに就任した。
シティのアジア太平洋部門は、北米以外では収入が2番目に多く、同行全体の収入の約5分の1、純利益全体の約3分の1を稼ぎ出している。
アジア太平洋部門の7─9月の収入は7%増の40億1000万ドルだった。
バベジ氏は現在、アジアを中心とする金融部門の合併・買収(M&A)取引に従事しており、直ちにアジア太平洋部門のCEOに就任する。