■NY株式:NYダウ45ドル高、主要企業決算を控えて様子見ムード米国株式相場は上昇。
ダウ平均は45.85ドル高の26833.95、ナスダックは15.50ポイント高の8119.79で取引を終了した。
ボーイング(BA)の決算が好感され、ダウは買いが先行したものの、半導体関連株に売りが広がり、ナスダックは下落して始まった。
欧州連合(EU)が英国の離脱延期申請を全会一致で支持したことで、合意なきEU離脱への懸念が後退したものの、引け後に予定される多数の主要企業決算を見極めたいとの思惑から小動きとなった。
セクター別では、家庭用品・パーソナル用品やメディアが上昇する一方で半導体・半導体製造装置や耐久消費財・アパレルが下落した。
ホテル運営のヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス(HLT)は、決算内容が好感され上昇。
医療保険のアンセム(ANTM)は、決算内容が予想を上回り堅調推移。
SNSのフェイスブック(FB)は、議会証言でザッカーバーグCEOが仮想通貨「リブラ」の発行延期に言及し買われた。
一方で、半導体のテキサス・インスツルメンツ(TXN)は、業績見通しが予想を下振れ下落。
写真共有アプリを手掛けるスナップチャット(SNAP)は、弱気な売上見通しが嫌気され軟調推移となった。
決済サービスのペイパル(PYPL)は、マーケット終了後に7-9月期決算を発表し、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。
時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:英国のEU離脱延期の思惑で警戒感後退23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円44銭から108円70銭まで上昇して引けた。
米国の8月FHFA住宅価格指数が予想を下回ったためドル売りが優勢となったが、中国が米国農産品を購入との報道などで米中貿易交渉進展や米企業好決算への期待が根強くまた、英国の欧州連合(EU)離脱延期の思惑に安心感が広がりドル買い・円売りが強まった。
ユーロ・ドルは、1.1112ドルまで下落後、1.1140ドルまで反発して1.1130ドルで引けた。
ユーロ圏10月消費者信頼感指数速報値が予想外に悪化したためユーロ売りが優勢となった後、英国のEU離脱延期の憶測にショートカバーが強まった。
ユーロ・円は、120円58銭から121円05銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.2864ドルから1.2922ドルまで上昇した。
英国の欧州連合(EU)離脱が延期されるとの憶測が強まりポンド買いが優勢となった。
ドル・スイスは、0.9892フランから0.9915フランまで上昇した。
■NY原油:大幅続伸で55.97ドル、原油在庫は予想外の減少NY原油先物12月限は大幅続伸(NYMEX原油12月限終値:55.97 ↑1.49)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比+1.49ドルの1バレル=55.97ドルで通常取引を終えた。
時間外取引を含めた取引レンジは53.62ドル−56.07ドル。
米エネルギー情報局(EIA)が23日発表した週間在庫統計で原油在庫は増加予想に反して減少していたことや、ガソリン在庫の減少幅は予想を上回っていたことが上昇の要因。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国、非加盟国が12月会合で減産拡大を検討しているとの観測が広がっていることも買い材料となった。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 31.42ドル +0.22ドル(+0.71%)モルガン・スタンレー(MS) 45.91ドル +0.53ドル(+1.17%)ゴールドマン・サックス(GS)211.32ドル +1.72ドル(+0.82%)インテル(INTC) 51.72ドル -0.29ドル(-0.56%)アップル(AAPL) 243.18ドル +3.22ドル(+1.34%)アルファベット(GOOG) 1259.13ドル +16.33ドル(+1.31%)フェイスブック(FB) 186.15ドル +3.81ドル(+2.09%)キャタピラー(CAT) 135.34ドル +1.65ドル(+1.23%)アルコア(AA) 21.28ドル +0.55ドル(+2.65%)ウォルマート(WMT) 119.35ドル -0.23ドル(-0.19%)スプリント(S) 6.39ドル +0.04ドル(+0.63%)