[イスラマバード 10日 ロイター] - パキスタンのカーン首相が10日、失職した。下院が首相の不信任決議案を可決した。カーン氏に対しては、連立パートナーからも経済低迷と公約違反を批判する声が出ていた。
審議は13時間にわたって行われ、不信任案採決で342議員中174人が賛成票を投じた。
カーン氏は69歳で、首相を3年半務めた。議会は11日に新首相を選出する。カーン氏はコメントを出していない。
関係筋によると、軍トップのバジュワ陸軍参謀長は採決を前にカーン氏と会談した。
新首相の有力候補であるシャバズ・シャリフ氏は「新たな夜明けが始まった。この連合がパキスタンを再建する」と述べた。同氏はパキスタン首相を3回務めたナワズ・シャリフ氏の弟。