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日経平均は大幅反発、強弱感が対立、戻り売りスタンスにも

発行済 2018-02-01 12:10
更新済 2018-02-01 12:33
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 日経平均は大幅反発。
295.28円高の23393.57円(出来高概算9億3000万株)で前場の取引を終えた。
1月31日の米国市場では、1月ADP雇用統計が予想を大幅に上振れたほか、主要企業決算も好感され、NYダウ、ナスダックともに上昇。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円高の23260円だった。
これにサヤ寄せする格好から23200円を回復して始まると、その後も上げ幅を広げ、一時23431.08円まで上げ幅を拡大させている。


 セクターでは銀行、石油石炭、非鉄金属、鉄鋼、証券が強く、一方で海運のみが下落。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数は1700を超えており、全体の8割を占めている。
指数インパクトの大きいところでは、ファナック (T:6954)、富士フイルム (T:4901)、ファーストリテ (T:9983)、KDDI (T:9433)、京セラ (T:6971)、ソフトバンクG (T:9984)がけん引。
売買代金上位では任天堂 (T:7974)、メガバンク3行が堅調。


 日経平均は寄付き後もじり高基調が続いており、5日線を捉えている。
5日線、25日線辺りでは強弱感が対立しやすく、積極的な売買は手控えられそうだ。
上値抵抗から戻り売りスタンスになりそうだが、積極的には売り込みづらいところでもある。
また、決算発表が本格化するなか、決算評価はみられているが、一方でネガティブな決算に対する反応が大きく、決算を見極めてからではないと、手掛けづらいところである。


 また、任天堂 (T:7974)が決算評価の動きをみせたが、1月24日高値49980円を超えられず、次第に利益確定の売りが優勢となっている。
プラス圏はキープしているものの、下げに転じてくるようだと、戻り売り圧力は強いとの印象につながり、他の好業績銘柄についても、いったん利益確定といった見方になりやすいだろう。

(村瀬 智一)

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