ESG統合レポートは、企業の価値を評価するに重要なESG情報などを加味し、フィスコのアナリストが同社の公開資料及び独自取材に基づき作成した企業調査レポートです。
花王 (T:4452) は、日本を代表する日用品メーカー。
同社では「消費者・顧客の立場にたって、心をこめた“よきモノづくり” を行ない、世界の人々の喜びと満足のある豊かな生活文化を実現するとともに、社会のサステナビリティに貢献すること」を使命と位置付け、企業活動を行っている。
●「花王ウェイ」は同社のDNAのような存在
同社は、創業期から続く自社の企業文化および企業精神を表す言葉を整理し、「花王ウェイ」を企業理念として掲げている。
「花王ウェイ」は、ピラミッド型の上部から、使命、ビジョン、基本となる価値観、行動原則から構成される。
同社の企業活動の拠り所となっており、中長期の成長戦略を含めた今後の事業展開にも、この理念が深く関わっている。
「花王ウェイ」は、一つだけの言葉によらず使命から行動原則まで網羅していること、守るものと変えることの両方を明確にしていること、各階層において確認、適用が徹底されていることなどから、運用はうまくいっていると考えられる。
●環境宣言
同社では環境経営を推進する最高機関として、レスポンシブル・ケア推進委員会(内部統制委員会の下)および環境戦略推進委員会(サステナビリティ委員会の下)を置いている。
これらの委員会には取締役会構成メンバーが含まれ、中長期的な環境活動への対応や方向性について審議、取締役会に報告、審議要請等を行っている。
環境に関するリスクは、年2回開催されるレスポンシブル・ケア推進委員会でも取り上げて、管理状況を監視、その結果は、執行役員会・取締役会に報告、承認を受けている。
同社には、2009年6月に発表した「環境宣言」があり、原材料調達から生産、物流、販売、使用、破棄までの製品がかかわるライフサイクル全体を通じて、様々なステークホールダーと協働で「いっしょにeco」を推進。
「環境宣言」では、CO2、水、化学物質、生物多様性を環境の重要課題と認識。
2020年までの中期目標を、消費者向け製品で国内において35%削減、製品使用時の水を同じく国内において30%削減、化学薬品は国際化学物質管理戦略に沿って管理、原材料の調達などで生物多様性の保全に努めるとしている。
花王 (T:4452) は、日本を代表する日用品メーカー。
同社では「消費者・顧客の立場にたって、心をこめた“よきモノづくり” を行ない、世界の人々の喜びと満足のある豊かな生活文化を実現するとともに、社会のサステナビリティに貢献すること」を使命と位置付け、企業活動を行っている。
●「花王ウェイ」は同社のDNAのような存在
同社は、創業期から続く自社の企業文化および企業精神を表す言葉を整理し、「花王ウェイ」を企業理念として掲げている。
「花王ウェイ」は、ピラミッド型の上部から、使命、ビジョン、基本となる価値観、行動原則から構成される。
同社の企業活動の拠り所となっており、中長期の成長戦略を含めた今後の事業展開にも、この理念が深く関わっている。
「花王ウェイ」は、一つだけの言葉によらず使命から行動原則まで網羅していること、守るものと変えることの両方を明確にしていること、各階層において確認、適用が徹底されていることなどから、運用はうまくいっていると考えられる。
●環境宣言
同社では環境経営を推進する最高機関として、レスポンシブル・ケア推進委員会(内部統制委員会の下)および環境戦略推進委員会(サステナビリティ委員会の下)を置いている。
これらの委員会には取締役会構成メンバーが含まれ、中長期的な環境活動への対応や方向性について審議、取締役会に報告、審議要請等を行っている。
環境に関するリスクは、年2回開催されるレスポンシブル・ケア推進委員会でも取り上げて、管理状況を監視、その結果は、執行役員会・取締役会に報告、承認を受けている。
同社には、2009年6月に発表した「環境宣言」があり、原材料調達から生産、物流、販売、使用、破棄までの製品がかかわるライフサイクル全体を通じて、様々なステークホールダーと協働で「いっしょにeco」を推進。
「環境宣言」では、CO2、水、化学物質、生物多様性を環境の重要課題と認識。
2020年までの中期目標を、消費者向け製品で国内において35%削減、製品使用時の水を同じく国内において30%削減、化学薬品は国際化学物質管理戦略に沿って管理、原材料の調達などで生物多様性の保全に努めるとしている。