[ニューヨーク 20日 ロイター] - オルタナティブ資産運用世界最大手のブラックストーンは20日、第3・四半期の分配可能利益が前年同期比で16%減少したと発表した。市場の低迷を受け資産売却が大幅に減少した。
ポートフォリオ全体の資産売却による純利益は前年同期比61%減の4億0260万ドル。
分配可能利益は前年同期の16億ドルから14億ドルに減少。1株当たりの分配可能利益は1.28ドルから1.06ドルに減少したものの、市場予想平均の0.99ドルは上回った。
一般会計原則(GAAP)に基づく純利益はわずか230万ドルと、前年同期の14億ドルから大幅に減少。保有資産の価値下落により、11億ドルの未実現投資損失が発生したことが要因。
手数料関連収入は51%増の120億ドル。クレジット事業の伸びなどが寄与した。
運用資産総額は9510億ドル。1株当たりの配当は0.90ドル。