[東京 1日 ロイター] - ANAホールディングス傘下の全日本空輸(ANA)は1日、7月から羽田ーパリ線の運航を再開すると発表した。通常はロシア上空を飛んでおり、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で3月から運休していたが、ロシア上空を避ける迂回ルートで飛行できる見通しが立ったため。
往路は米国アラスカ上空を通る「北回り」ルート、復路は風の影響などを考慮し、中央アジア上空を通る「南回り」ルートで運航する。飛行時間は往路の場合、通常は12時間20分だが、北回りで15時間となる。復路の場合、通常は11時間20分だが、南回りで12時間30分かかる。
羽田ーロンドン線については、6月は週3往復で運航するが、7月からは毎日の運航に増やす。入国制限の緩和に伴い徐々に回復が見込まれる旅客需要に対応する。