6日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円74銭から105円99銭まで下落して引けた。
朝方発表された米国のADP雇用統計の4月分が2023.6万人減と、過去最大の減少となったため、8日に発表される4月雇用統計に警戒感が広がりドル売り圧力となった。
ユーロ・ドルは1.0827ドルまで上昇後、1.0790ドルまで下落して引けた。
ドイツが景気刺激策に前向きな姿勢を見せたほか、制限措置を大幅に緩和し、全店舗再開を発表したため域内景気の回復期待にユーロ買いが強まった。
しかし、欧州連合(EU)が本年の域内経済が過去最大に落ち込む可能性を警告したほが、ドイツ憲法裁の忠告を受け欧州中央銀行(ECB)の量的緩和(QE)への不透明感がくすぶり上値が抑制された。
ユーロ・円は114円87銭から114円43銭まで下落。
ポンド・ドルは1.2393ドルから1.2335ドルまで下落。
ドル・スイスは0.9730フランから0.9758フランまで上昇した。
【経済指標】・米・4月ADP雇用統計:-2023.6万人(予想:-2055万人、3月:-14.9万人←-2.7万人)