[香港/北京 26日 ロイター] - 自動運転技術のスタートアップ、小馬智行(Pony.ai)が約5億ドルを調達したことが関係筋の話で明らかになった。出資手の筆頭はトヨタ自動車 (T:7203)で約4億ドル投資したという。
事情を知る2人の関係者によると、今回の資金調達で小馬智行の企業価値は30億ドル程度と試算される。
小馬智行には、セコイア・キャピタル・チャイナや北京昆侖万維科技 (SZ:300418)が出資している。既存投資家も今回、出資したというが、具体名は明らかにしていない。
小馬智行は米シリコンバレーに拠点を置く創業から3年の若い企業。中国の検索大手バイドゥ(百度) (O:BIDU)の元幹部とグーグルとバイドゥの元エンジニアが共同で創業した。同社はほとんどの状況で自動運転システムに運転をまかせられる「レベル4」の達成を目指し、米カリフォルニア州、中国の北京市や広州市で運行試験を実施。韓国の現代自動車 (KS:005380)と中国の広州汽車集団 (SS:601238)と提携している。
今回の資金調達は、自動運転タクシープロジェクトや、その他技術の開発に充てられる見通しという。