[東京 17日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングは17日、ソフトバンクグループ (T:9984)のアウトルックを「安定的」から「ネガティブ」に変更したと発表した。長期発行体格付けは「BB+」で据え置いた。株式相場が急落するなかで大型の自社株買いを発表し、財務健全性と格付けを重視した財務運営を継続する意志に対し疑問が生じたとしている。
S&Pは、保有する投資資産の価値が大きく低下した場合、同社が格付けに見合う財務健全性を保てなくなる可能性があると指摘した。
一方、向こう2年間の社債償還資金をまかなうのに十分な手元現預金があるほか、自社株買いが財務に与える悪影響を新規投資の抑制や資産売却などで吸収できる可能性があるとして、格付けは据え置いた。