[上海 20日 ロイター] - 中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング (N:BABA)は20日、自社のスマートスピーカー「Tmall Genie(天猫精霊)」を中心としたAI(人工知能)およびIoT(モノのインターネット)事業に100億元(14億1000万ドル)を投資すると発表した。
同社は電子商取引の枠を超え、新たなテクノロジーや事業分野への進出を図っている。
資金はスマートスピーカーに多くのコンテンツを追加するほか、独自技術の開発に使用する。
初代「Tmall Genie」は2017年に発売。20日に発表された最新モデルの価格は549元(77.28ドル)。
調査会社カナリスによると、2019年のアリババのスマートスピーカー出荷台数は1680万台。一方、競合する大手検索サイト百度(バイドゥ) (O:BIDU)は1730万台を出荷した。