[北京/上海 5日 ロイター] - 中国の電子商取引大手アリババ・グループは、傘下の音楽ストリーミングサービス「蝦米音楽(シャーミ・ミュージック)」を来月5日で閉鎖する。
シャーミが5日、ミニブログ「微博(ウェイボ)」で明らかにした。「業務上の調整のため、シャーミ・ミュージックのサービスを中止する。12年間一緒だった皆さんに別れを告げるのはつらい」としている。
アリババは2013年にシャーミを買収。多額の投資を行い、国内のオンライン音楽市場で高いシェアを誇る騰訊控股(テンセント・ホールディングス)などと競争してきたが、調査会社トーキングデータによると、シャーミの市場シェアは2%にとどまっている。
中国の規制当局は先に、独禁法違反の疑いでアリババの調査を開始したと発表したが、アリババは2019年9月にシャーミのライバルである網易クラウドミュージックに7億ドルを投資しており、音楽ストリーミングサービス市場から撤退するわけではない。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20210105T071429+0000