[6日 ロイター] - 米フェイスブック(FB)と米アルファベット傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」は6日、先の米大統領選で不正があったと根拠を示さず訴え続けるトランプ大統領の動画を削除した。
首都ワシントンではこの日、昨年11月の米大統領選の選挙人投票集計が連邦議会で行われる中、議事堂周辺に集まったトランプ大統領支持者の一部が警備を破って建物内に侵入。これを受けて議事堂は閉鎖され、上下両院合同本会議の討議も中断された。
フェイスブック幹部は、トランプ氏の動画は「継続中の暴力行為のリスクを減らすどころか、増長させる」と判断したと説明し、動画削除は「適切な緊急措置」だとした。
グーグル傘下のユーチューブは、大規模な不正や誤りによって大統領選の結果が変えられたと主張するトランプ氏の動画は、同社のコンテンツポリシーに反すると説明した。
また、ツイッターは「暴力リスク」を理由に、ユーザーがトランプ氏の動画をリツイートすることを制限。その後、トランプ氏が大統領選での勝利をあらためて主張するツイートを投稿すると、これも制限した。
ホワイトハウスの報道官は、コメント要請に応じていない。