[オークランド(米カリフォルニア州) 13日 ロイター] - グーグル親会社アルファベットのピチャイ最高経営責任者(CEO)は13日、傘下の動画投稿サイト、ユーチューブにおけるトランプ大統領のチャンネルについて特別扱いせず、他のユーザーと同じように90日以内に3回の利用規約違反がない限りは永久停止しない方針を表明した。
ユーチューブは12日、暴力をあおる内容とみなしたトランプ氏の投稿動画1本を削除するとともに、チャンネル配信を1週間停止。こうした措置に従業員からは不満の声が聞かれ、広告主の1つはチャンネルを永久停止しない場合、広告掲載をボイコットすると主張している。
ただピチャイ氏は、1週間の停止期間が過ぎた後、ユーチューブはトランプ氏のチャンネルに投稿された動画内容に基づいてさらなる対応をすると述べた。
社内から批判が出ていることに関しては、グーグルは「騒々しい民主主義」を採用し、「常に従業員に対して他の企業よりも発言の場を提供」してきたとの見方を示した。