[ワシントン 14日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは14日、ウエアラブル端末メーカー、フィットビットを21億ドルで買収する契約を締結したと発表した。ただ、米司法省は買収計画を引き続き審査するという。
司法省はフィットビット買収に関する「執行措置を求めるかについて最終判断に至っていない」とした。同省は昨年10月、同買収計画が反トラスト法(独占禁止法)に違反しているとしてグーグルを提訴している。
一方、グーグルの広報担当者は「司法省の過去1年2カ月にわたる広範な審査に従い、合意された留保期間は司法省の反対なく期限を迎えた」と指摘。「引き続き司法省と連絡を取り合い、追加の質問に答えていく」とした。
独禁法を巡る承認なしに大規模な買収契約が締結されるのはまれ。
豪当局も承認していないが、欧州連合(EU)規制当局は利用者の医療関連データの使用を制限するとの合意の下で先月承認した。