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2日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安と5日ぶり反落、空運セクターは逆行高

発行済 2017-05-02 17:13
更新済 2017-05-02 17:33
2日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安と5日ぶり反落、空運セクターは逆行高
休場明け2日の中国本土市場は値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前営業日比10.95ポイント(0.35%)安の3143.71ポイントと5日ぶりに反落した。
上海A株指数も下落し、11.44ポイント(0.35%)安の3292.00ポイントで取引を終えている。


中国経済指標の悪化が逆風。
中国国家統計局などが先週4月30日に発表した今年4月の製造業PMIは、3カ月ぶりに前月比で低下した。
この日の取引時間中に公表された民間集計の財新中国PMIも下振れている。
国内景気の回復ピッチ鈍化が警戒された。


時価総額上位の銀行株が下げを主導。
中国農業銀行(601288/SH)が1.5%安、中国工商銀行(601398/SH)が1.2%安で引けた。
石油株も安い。
中国石油天然気(601857/SH)が1.4%下落した。
自動車株や軍需関連株、消費関連株の一角も値下がりしている。


半面、空運株はしっかり。
中国航空集団公司傘下の中国国際航空(601111/SH)が2.9%上昇した。
中国政府は中央企業(中央政府に直属する国有企業)の「混合所有制改革」を加速させる——と報じられたことが手がかりとなっている。
「一帯一路」(中国が掲げるシルクロード経済圏構想)関連の銘柄群も物色された。
建材の北京金隅(601992/SH)が2.1%高、ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が0.9%高と値上がりした。


一方、外貨建てB株相場は続落。
上海B株指数が1.84ポイント(0.55%)安の333.29ポイント、深センB株指数が1.24ポイント(0.11%)安の1115.53ポイントで終了した。



【亜州IR】


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