[ブリュッセル 20日 ロイター] - 英国のバークレイ欧州連合(EU)離脱担当相は20日、離脱協定案を巡りEUとの合意は可能と確信していると述べた。
同相はEUのバルニエ首席交渉官との会談後、記者団に対し「合意に向けた共通の意欲が示された」とし、合意は可能と語った。
「合意なき」離脱は双方に混乱を招くとし、欧州委員会のユンケル委員長とジョンソン英首相双方が「合意は実現可能」という明確なメッセージを発していると強調した。
テクニカルレベルでの会合が来週再び行われるほか、ジョンソン首相とトゥスクEU大統領が来週ニューヨークで開かれる国連総会で会談する見通しであることを明らかにした。
欧州委も同日発表した声明で、テクニカルレベルでの協議を継続することを確認。その上で、離脱協定案の争点となっているアイルランド国境問題の解決策「バックストップ(安全網)」について、英国が提示する代替策を考慮することに前向きで、離脱協定に「実現可能かつ合法的に機能する解決策」が盛り込まれる必要があるとの認識をあらためて表明した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20190920T185526+0000