[モスクワ 27日 ロイター] - ロシアの国境警備当局は27日、密漁を行った北朝鮮の漁船3隻を拿捕(だほ)し、200人以上を拘束した。インタファクス通信が伝えた。ロシア当局によるこうした北朝鮮漁船の拿捕はこれまで珍しかったが、この2週間では2度目となる。
極東沿岸のロシアの排他的経済水域(EEZ)で密漁した北朝鮮の漁船を拿捕し、漁民262人の身柄を拘束した。警備当局によると、イカ3万匹や違法な漁具を押収し、漁船やモーターボートはナホトカの港に停泊させている。
ロシア政府は今回の漁船拿捕が北朝鮮との関係に悪影響を与えることはないと説明した。
ロシア政府は17日にも日本海のロシア領海で北朝鮮の漁船2隻を拿捕した。拿捕の前に1隻がロシアの警備艇を攻撃していた。