[ローマ 2日 ロイター] - イタリアを訪問中のポンペオ米国務長官は2日、英国が欧州連合(EU)を離脱した場合、英国、欧州、あるいは世界経済に悪影響を及ぼす「一定のリスクが確実に」存在するとの見解を示した。地元テレビのインタビューに答えた。
ただ、長官は、欧米の起業家精神と刷新活動により、「すべての人にとって経済成長が持続できる環境が継続される」と確信していると述べた。
インタビューで長官は、ブレグジットが世界経済全体に及ぼす悪影響について、「われわれはみな、この問題を長らく注視してきた。欧州でも英国でも人々と話してきた。みながこの問題の収拾を望んでいる。英国の人々はブレクジットに投票した。いま、その方法を模索する責任は英国にある」と述べた。
また、「悪影響が生じないよう、可能なかぎりのことをする用意がある」としたうえで、米政府は英国がEUを離脱した場合に自由貿易協定を結ぶ可能性を検討したと説明、米国は欧州の全諸国と関わっていきたいと述べた。