[シンガポール 3日 ロイター] - 原油先物価格は続落している。軟調な経済指標を受けた需要減少懸念や、予想を上回る米原油在庫の増加が圧迫材料となっている。
0052GMT(日本時間午前9時52分)時点でブレント先物 (LCOc1)は0.17ドル(0.3%)安の1バレル=57.52ドル。前日は2%下落した。
米WTI先物 (CLc)は0.09ドル(0.2%)安の52.55ドル。前日は1.8%下落した。
米景気減速懸念や欧州の企業決算の軟調、米中貿易摩擦により世界経済が景気後退(リセッション)入りするとの警戒感から、主要国の株式市場は2日、約1カ月ぶり安値をつけ、原油にも売りが波及した。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計は、原油在庫が310万バレル増加し、予想(160万バレル)以上に増加し、相場を圧迫した。