[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は8日、2019年の米原油生産が前年比で127万バレル増の日量1226万バレルとなり、過去最高を更新するとの見通しを示した。従来予想は125万バレル増だった。
20年の米原油生産見通しは91万バレル増の1317万バレル。従来は99万バレル増の日量1323バレルを見込んでいた。
また、19年の米需要見通しは4万バレル増の日量2054万バレルと、従来予想の14万バレル増から引き下げ。20年の米需要見通しは22万バレル増の日量2076万バレル。従来は26万バレル増の日量2085万バレルだった。
EIAのリンダ・カプアノ氏は「サウジアラビアの石油施設への攻撃を受け前月の原油価格が上昇したが、10月の短期エネルギー見通しでは、2020年の北海ブレント原油の平均スポット価格を2ドル引き下げ1バレル=60ドルに設定した」とした。
2020年の世界の原油需要の増加幅見通しも10万バレル引き上げ日量130万バレルとした。