[ニューヨーク 24日 ロイター] - ブルームバーグニュースのジョン・ミクルスウェイト編集主幹は24日付の社内メモで、2020年米大統領選に向けた民主党候補指名争いに出馬を表明した同社の創業者で元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏の調査報道は行わない方針を明らかにした。
ブルームバーグ氏は24日、正式に立候補を表明。既に候補者が乱立している民主党の指名争いで18人目の候補となった。[nL4N28412H]
ミクルスウェイト編集主幹はメモで「われわれは従来同様、ブルームバーグ氏やその家族と財団の調査は行わない。民主党予備選での同氏の対立候補にも同様の方針を適用する」と説明した。
一方、トランプ政権は「現政府として」調査報道を継続し、ブルームバーグ氏が予備選に勝利した場合は方針を見直すとした。
ミクルスウェイト氏はまた、論説委員会の一部委員がブルームバーグ氏の選挙陣営に加わるために休職すると明らかにした。
「論説委員会を停止し、無署名論説が出ないようにする」とした。
ブルームバーグはトムソン・ロイターと競合しており、収入の大部分を金融情報端末の販売で得ている。