[メキシコ市 1日 ロイター] - メキシコ北部のコアウイラ州で1日までに、麻薬カルテルとみられる組織の武装集団と警察の間で銃撃戦があり、当局によると、21人が死亡した。
同州政府によると、地元の治安部隊が1日、武装集団の7人を射殺。米テキサス州との国境から遠くない町ビヤ・ウニオンやその周辺での交戦ではこのほかに武装集団の10人が射殺された。
また、これらの銃撃戦では警察側も4人が死亡、6人が負傷している
トランプ米大統領は同国の麻薬カルテルをテロ組織に指定する考えだが、メキシコのロペスオブラドール大統領はカルテルにそれほど対立的ではない姿勢で臨んでおり、1日には外国からの干渉は受け入れないと再度強調した。
メキシコ市では数千人が暴力に反対する抗議デモを実施。ソーシャルメディアでは巨大ギャングに対する政府のアプローチを批判する投稿も目立っている。