[ブラジリア 29日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)は29日、8─10月の3カ月間の失業率が今年最低水準の11.6%に低下したと発表した。労働市場の緩みが徐々に縮小している可能性を示す兆候とみられている。
ロイター調査によるエコノミスト予想と一致したほか、過去7ヶ月で1%ポイント超の低下となった。7─9月は11.8%だった。
サンパウロに拠点を置くインフィニティー・アセット・マネジメントのチーフエコノミスト、ジェーソン・ビエイラ氏は、「年末にかけても一段の改善がみられるだろう」と述べ、失業率は11.3%に低下するとの予想を示した。
IBGEによると、8─10月に無職だったブラジル人は1240万人で、統計的には前の3ヶ月および前年同期と変わらずだった。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191202T024127+0000