[北京 24日 ロイター] - 英大手スーパーのテスコ (L:TSCO)で販売されていたクリスマスカードに中国の刑務所での強制労働を訴えるメッセージが書き込まれていたとの報道を巡り、テスコにクリスマスカードを納入していた中国企業の工場長は、強制労働疑惑は「全くの捏造だ」と反論した。
中国国営テレビが24日報じた。
英サンデー・タイムズ紙によると、テスコが販売したクリスマスカードの1つに「われわれは中国・上海の青浦刑務所に収監されている外国人受刑者。意思に反して労働させられている」との書き込みがあった。テスコは22日、このクリスマスカードを納入した中国企業との取引を停止した。
中国外務省は強制労働の疑いを否定。Zhejiang Yunguang印刷所のゼネラルマネジャー、Lu Yunbiao氏も国営テレビに対し、クリスマスカードは自社で完全に生産した上で輸出しているとし、「青浦刑務所といかなる商業的な関係も持ったことはない」と述べ、強制労働の疑いを否定した。
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