[シドニー 11日 ロイター] - メルボルン研究所とウエストパック銀行 (AX:WBC)が公表した3月のオーストラリア消費者信頼感指数は前月比3.8%低下と、2月の2.3%上昇から一転して大幅低下した。新型コロナウイルスの影響が広がる中、少なくとも当面の経済見通しに対する信頼感が揺らいでいる。
前年同月比では7.0%低下した。
3月の指数は91.9で、2014年12月以来最低となった。
ウエストパックの主任エコノミスト、ビル・エバンズ氏は、「新型コロナの感染拡大と、それに伴う金融市場の波乱が、今月の信頼感に多大な影響を及ぼした」と述べた。
最も大きな影響が表れたのは、「今後12カ月の経済見通し」を示すサブ指数で、12.8%の大幅低下となった。
一方、「今後5年の経済見通し」を示すサブ指数は1.3%の低下にとどまった。