[25日 ロイター] - 米大統領選に向け野党民主党候補の指名獲得を目指すバイデン前副大統領は25日、新型コロナウイルス流行にもかかわらず、4月中旬までに米経済活動を再開させたいとするトランプ大統領の考えは「壊滅的」な結果を及ぼす可能性があると述べた。
トランプ大統領は前日、新型コロナ感染拡大阻止に向けて制限されている米経済活動を4月12日のイースター(復活祭)までに再開させたいと表明した。
バイデン氏は記者とのテレビ会議で「ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離戦略)の効果が出始めた矢先に人々を仕事に復帰させれば、感染拡大の第2波を引き起こすだけで、米国民そして米経済にとって壊滅的なことになる」とし、「長期的にはより壊滅的な結果を引き起こすことになる」と警鐘を鳴らした。