[台北 12日 ロイター] - 台湾国防部の発表によると、中国が完成させた初の空母「遼寧」が12日、随伴艦艇とともに台湾の東部および南部沿岸を航行し、軍事演習を行った。
同国防部は、遼寧とその他5隻の中国艦艇は11日に宮古島と沖縄本島の間の宮古海峡を通過し、12日に台湾東部から南部の沿岸に達して演習を実施したと説明。台湾軍当局がこれらの艦隊の動向を逐一監視し、「台湾の安全保障と平和・安定を確保する上で適切な行動を完全に遂行した」と述べた。
中国国防省は今のところ反応を見せていない。
台湾近海には中国の2隻の空母が頻繁に出現している。台湾総統選直前の昨年12月終盤には、最新空母「山東」が台湾海峡を通過し、台湾側が威嚇を意図したと非難していた。