🏃 ブラックフライデーセールを早く利用して、最大55%引きでInvestingProを今すぐ!特別セールを請求する

G7財務相、最貧国の債務救済を再確認 年末以降継続も

発行済 2020-06-04 01:53
更新済 2020-06-04 09:00
© Reuters. G7財務相、最貧国の債務救済を再確認 来年も継続

[ワシントン 3日 ロイター] - 主要7カ国(G7)財務相は3日、最貧国の新型コロナウイルス対応を支援するための債務救済を実施していく方針を再確認し、必要に応じて年末以降も継続する可能性を示した。

G7財務相は電話会議後に出した声明で、最貧国に対する債務救済の取り組みに全ての公的債権者が参加するよう呼び掛けたほか、公的債務統計の公表強化を提唱。官民を含む全ての債権者は債務の持続可能性に関するガイドラインに従って責任ある融資決定を行う必要があるとした。

その上で、債権者は公的債務の条件を完全に開示し、国有企業に関するものを含めた秘密保持条項の利用を限定する必要があるとの見解を表明。低所得国に対する主要な債権国となっている中国を念頭に置いたものとみられる。

20カ国・地域(G20)とパリクラブ(主要債権国会議)が既に合意した債務返済猶予措置で、年内に約120億ドルの追加流動性が対象国にもたらされるとみられる。ただ、支援対象73カ国のうち、実際に返済猶予を要請したのは半数にとどまっている。また、民間部門の債務救済への参加は停滞している。

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は米紙ワシントンポストのオンラインインタビューで、G7は全ての対象国が債務救済策の恩恵を受けられるよう「忍耐強く取り組む」ことで合意したと表明。

専務理事は先月のロイターのインタビューで、一部の国は債務救済を受ければ信用格付けに悪影響が及ぶと懸念し、要請するのをためらっていると述べていた。

同氏は3日、景気悪化の影響や資源輸出国の大幅な歳入減を踏まえると、「少数」の新興国は将来的に債務再編が必要になるかもしれないとの見方を示した。

G7の声明は、持続可能な開発に向けた民間資金の重要性にも言及。民間金融機関が加盟する国際金融協会(IIF)が5月28日に発表した最貧国の債務免除に向けた計画に対する期待を示した。[nL4N2DA4OU]

© Reuters. G7財務相、最貧国の債務救済を再確認 来年も継続

また、民間部門の低所得国向け融資に関するデータベース構築を早期に進展させるよう求めた。

米国のムニューシン財務長官は個別に発表した声明で、G7各国は自国経済の再建に努めながら、重要な経済的な問題について協議するために今後も定期的に会合を開くことで合意したと明らかにした。

*内容を追加しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます