[ロンドン 10日 ロイター] - ナイジェリア国営石油会社(NNPC)のクヤリ社長は10日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の協調減産をめぐり、5月の減産幅が目標に達しなかったことについて触れ、今後は追加削減し、7月中旬までに超過分を相殺すると述べた。ドバイ拠点の調査会社、ガルフ・インテリジェンスのオンライン取材で語った。
クヤリ氏は「遅くとも7月中旬までに」完全順守を目指すと述べた。これまでの超過生産分を相殺するには、日量4万─4万5000バレルの追加減産が必要だという。
クヤリ氏は、技術的問題で生産を抑制できなかったと説明。ただ、ナイジェリアとしては協調減産に完全にコミットしていると強調した。